レイカーズが敵地でブルズに雪辱 西9位から8位に浮上 2試合ぶり出場の八村は16分で6得点

[ 2023年3月30日 11:48 ]

2人に囲まれるレイカーズのジェームズ(AP)
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 西地区全体9位のレイカーズは29日、敵地シカゴ(イリノイ州)で東地区全体10位のブルズと対戦。26日にロサンゼルス(カリフォルニア州)で行われたこのカードでは108―118で敗れていたが、この日は121―110(前半59―51)で勝利を収めて今季の成績を38勝38勝とした。レイカーズの勝率5割到達はこれが2回目で、試合のなかったペリカンズ(38勝38敗)とは同率ながら、直接対決で3勝1敗と勝ち越しているために9位から8位に浮上した。

 アンソニー・デービス(29)がともにチーム最多の38得点と10リバウンドをマーク。レブロン・ジェームズ(38)は25得点と7リバウンド、オースティン・リーブス(24)は19得点、ディアンジェロ・ラッセル(27)は17得点を稼ぐなど、先発陣が踏ん張って敵地で白星を挙げた。

 レイカーズは第1Qに17点をリードしながら第2Q途中で一時逆転され、前半は8点をリードしたものの安易なパスミスなどでターンオーバーを10回犯して17失点。3点シュートも11本中3本しか決まらなかったが、後半ではミスを最小限にとどめた。

 八村塁(25)は26日のブルズ戦ではベンチ入りしながら出場機会がなかったが、この日は第1Qの残り6分47秒からコートに登場。その2分14秒後には左ベースライン際をカットして正面にいたデービスのパスを受けてゴール下でシュートを決めた。

 第2Qに入ると正面からジャンプシュートを決め、デービスに対してはアリウープ・ダンクにつながるパスを通してアシストを記録。前半は11分の出場で4得点と4リバウンドを記録した。第3Qは7分57秒からコートに再登場。マリク・ビーズリー(26)のパスを受けて左サイドからもジャンプシュートを決めてこの時点で6得点となったが、残り1分18秒からの出場となった第4Qはシュート機会がなかった。

 結局、八村は16分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は6本中3本(3点シュートは1本放って失敗)で6得点、4リバウンド、1アシストという内容で、出場時間帯のチームスコアはマイナス7だった。

 ブルズはセンターのニコラ・ブーチェビッチ(32)が29得点と12リバウンドをマークしたもののホームで敗れて36勝40敗。プレーイン・トーナメント(地区7~10位)の下限となる東地区全体の10位にいるものの、圏外となる11位のウィザーズ(34勝42敗)とのゲーム差は残り6試合となった段階で「2」となった。

 なおレイカーズを0・5ゲーム差で同率で西地区全体10位のサンダーもピストンズに勝って38勝39敗。レイカーズとのゲーム差は0・5で変わっていない。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分13秒=2得点)
(1)9分1秒・左ベースライン際をカット。ゴール下でシュート=○(アシスト・デービス)
 ▼第2Q(出場5分38秒=2得点)
(2)6分49秒・正面やや左からプルアップでジャンプシュート=○
(3)8分36秒・左ローポストでのパワープレー。背後からベバリーにブロックされる=×
 ▼第3Q(出場4分3秒=2得点)
(4)8分36秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・ビーズリー)
(5)9分46秒・右サイドで3点シュート=×
(6)10分31秒・シュルーダーのパスを受けてゴール下=×
 ▼第4Q(出場1分18秒=シュート機会なし)

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2023年3月30日のニュース