サーフィン松田詩野「もっと前進したい」比の国際大会優勝から帰国

サーフィンのラウニオンインターナショナルプロで優勝し、成田空港に帰国した松田詩野
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　サーフィンのラウニオン国際プロ（フィリピン）で優勝した松田詩野（20）が27日、成田空港に帰国し、「優勝だけを目指して練習してきたので、素直にうれしい。去年はなかなか結果がでなかったが、ファイナルは思い切り楽しむことだけを考えてできた」と喜びを表現した。

　大会はプロ最高峰のチャンピオンシップツアー（CT）のシード権を争うチャレンジャーシリーズ（CS）の出場権を争うアジア地区の予選シリーズ（QS）の一つ。大会中はオフの日があり、日本から持参した4本のボードを全て試したという松田は、競技日の波に合わせて板をチョイス。日本人対決となった決勝では8・00点を出すなど好結果に結びつけた。

　一時は東京五輪代表に条件付きで内定していた松田は、昨年4月に右肩を手術。リハビリを経て秋には復帰したものの、上位進出できずに不振が続いていた。心機一転迎えた23年の初戦で、見事に復活優勝。「ピークの持って行き方が良かった」と、事前練習やコンディショニングにも自信を深めたようすだった。

　今後は返す刀でハワイに飛び、約1カ月間みっちりと練習を積んで、3月2～5日に宮崎県日向市で行われるホワイトバッファロー日向プロに出場予定。「今回の優勝をきっかけに、いい流れをつくりたい。もっと前進していきたい」と目を輝かせた。