5戦無敗で現在2位の東京ベイ、ロック堀部がリーグワン初先発「勝利をつかみ取る」

[ 2023年1月27日 15:22 ]

リーグワン初先発が決まった堀部直壮(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ提供)
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 ラグビーリーグワンで開幕から5戦無敗で2位につける東京ベイ(旧クボタ)のロック堀部直壮(25)とSH藤原忍(23)が27日、BR東京(旧リコー)戦(29日、東京・江戸川陸上競技場)へ向けたオンライン取材に応じた。背番号4で今季初先発する堀部は「ロックの役割であるラインアウト、自分の持ち味であるタックル、アタックを出して勝利をつかみとりたい」と意気込み、5試合中4試合に先発している藤原は「(前節の)神戸戦は敵陣へ入ったのにミスで終わってしまうことがあった。取り切るという課題をやっていきたい」と抱負を述べた。

 同大から加入3季目の堀部の先発はトップリーグ最終年だった21年3月14日のホンダ(現三重)戦以来約1年10カ月ぶりで、リーグワンでは初めて。今季初出場でもあり、加入1年目は「役割は実行できたが個性を発揮できなかった」、2年目は右膝前十字靱帯断裂に見舞われ「プレーできないもどかしさ、グラウンドに立てない悔しさ、置いていかれるとの焦りもあった」と振り返った。ルアン・ボタ、デーヴィッド・ブルブリング、ヘル・ウヴェとリーグワン屈指のロック陣の中、出番をつかむために「自分がどうすべきか考え直した」という。

 海外出身選手との体格差を埋めるためにプレーの質を重視する一方で、「接点の部分で当たり負けしない。ブレークダウンでターンオーバーや時間をかける、アタックではゲインしてモメンタムを生む」と、外国出身選手に頼りがちな役割をも敢えて意識。体重を昨季より2キロ増の104キロにし、ハイレベルな練習環境でもまれる中で「昨年はタックルやボールキャリーの部分が目立たなかったが、今季はプレシーズンを通して前に出ることができて、成長を感じられている」と自信をつけた。ロック陣にケガ人が多いこともあり、第6節にして巡ってきた今季初先発の機会に「チャンスは絶対来ると思って、メンバー外でも常に準備をしてきた。今回チャンスをもらったので、その準備を試合で発揮したい」と初優勝を目指すチームへの貢献を誓った。

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2023年1月27日のニュース