本間ゴルフが日本橋にフラッグシップショップをオープン

「和」がコンセプトの本間ゴルフ日本橋店
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　本間ゴルフの新たなフラッグシップショップ「本間ゴルフ日本橋店」が話題となっている。20日にオープンすると、地下鉄日本橋駅の近くという利便性、組子細工の天井や枯山水仕様の壁など「和」がコンセプトの内装が“非日常”と評判に。店長を筆頭に若手社員を起用したほか、今後回復が見込まれるインバウンド需要を見据えた戦略が大いに注目されている。

　ゴルフショップとは思えないほど「雅（みやび）な設（しつら）え」にこだわった。
　
　真新しい店内に一歩足を踏み入れると、誰もが驚くはず。伊藤康樹代表取締役が「特徴は、何と言ってもショップデザイン」と明かしたように「和」をコンセプトとした内装は組子細工の天井、枯山水仕様の壁など、ゴルフ店としては独創的なものだ。
　
　その狙いは、今後インバウンド需要の回復が見込まれることから、海外から訪れる人を非日常へと誘（いざな）うこと。そして、多くのゴルファーに安らぎの空間として息づいていくことだ。
　
　社内の日本チーム、上海チームが議論を重ねてデザインを選定。「和＝日本橋＝江戸」という共通理解を具現化した。「かつての旗艦店・八重洲店からほど近く、古き良き伝統と新たな文化を融合した街・日本橋に店舗を持てたことを大変うれしく思います」と伊藤代表取締役は語った。
　
　もちろん、デザインのみならず、レイアウトも工夫した。1階をゴルフクラブ専用、2階をアパレル・アクセサリー専用の売り場にするとともに、1階はさまざまなデータが計測できて周囲を気にせずクラブ選びができる試打ブース、2階には茶が飲める商談スペースを設けた。
　
　また「若いお客さまにも気軽に来店いただくため」（伊藤代表取締役）、店長を含めスタッフは20、30代の若手を中心に構成したという。さらに、ギアも山形・酒田工場製の「CNC MILLED ウエッジ＆パター」を限定発売するなど、こだわりが詰まった店舗となった。
　
　「今後も大都市圏の出店に関しては、このようなコンセプトになる可能性があります」。本間ゴルフの今後を担う日本橋店のオープンに、伊藤代表取締役の言葉に力がこもった。

　▼本間ゴルフ日本橋店　所在地は東京都中央区日本橋2の2の6、日本橋通り二丁目ビル1、2階。東京メトロ銀座線、東西線の日本橋駅「B0」出口横。営業時間は午前11時～午後8時（定休日なし）。