石井さやか史上4人目の決勝逃す 父はDeNAコーチの石井琢朗氏 テニス全豪オープン・ジュニア

[ 2023年1月27日 13:39 ]

テニス全豪オープン第12日 ( 2023年1月27日    メルボルン )

 石井さやか(提供・HSS)
Photo By スポニチ

 ジュニア女子シングルス準決勝で、第12シードの石井さやか(17=HSS)が第9シードでロシア出身のアリナ・コルネワ(15)に6―2、4―6、2―6で逆転負けを喫した。試合時間1時間49分。4大大会の同種目で沢松和子、吉田友佳、石津幸恵に続く4人目の決勝進出を逃した。

 第1セット第1ゲームでいきなりブレークを許したが、第3ゲームから6ゲームを連取。第7ゲーム終了後に左腹部付近を痛めた相手がメディカルタイムアウトを取り、試合が中断したが集中力を切らさなかった。第2ゲームを落として突入した最終第3セットは第3、第5ゲームでブレークを許す。第6ゲームでブレークバックに成功したが、第7ゲームにこのセット3度目のブレークを許して力尽きた。

 身長1メートル75から繰り出される強打が武器。この日も相手の17本を大きく上回る27本のウイナーを決めるなど持ち味を発揮した。父親はプロ野球DeNAベイスターズの石井琢朗チーフ打撃コーチ(52)。21年3月には琢朗さんが代表、母・詩織さん(元フジテレビアナウンサー)が取締役のマネジメント会社「HSS」を立ち上げ、全面的なサポートを受ける。

 小学生の頃から全国のトップでプレーし、19年に全国選抜U―14(14歳以下)で優勝。21年には全日本ジュニアU―18(18歳以下)を15歳11カ月で制した。昨年は4大大会ジュニアにデビューを果たし、全仏オープン1回戦、ウインブルドン選手権2回戦、全米オープン1回戦で敗退。自己最高成績を収めた今大会を飛躍の足がかりにする。


 ◆石井さやか(いしい・さやか) 2005年(平17)8月31日生まれ、東京都出身の17歳。父はDeNAの石井琢朗野手総合コーチ(来季は同チーフ打撃コーチ)。5歳でテニスを始め、全国選抜U―14優勝、全日本ジュニアU―18優勝、世界スーパージュニア準優勝など輝かしい戦績を持つ。趣味は読書で「本屋なら何時間でもいられる」。1メートル75。右利き。

続きを表示

2023年1月27日のニュース