山本草太 国際大会7年ぶりV 2位を大差で圧倒「悔しい経験が今につながっている」

[ 2023年1月17日 04:34 ]

世界ユニバーシティー冬季大会・男女フリー ( 2023年1月15日    米レークプラシッド )

男子で金メダルを獲得した山本(共同)
Photo By 共同

 大学生世代の国際大会で、フィギュアスケートの男女フリーが15日に行われ、男子は山本草太(中京大)が合計274.86点で金メダルを獲得した。壷井達也(シスメックス)が銀メダル、佐藤駿(明大)は5位だった。女子は三原舞依が合計221.18点で2連覇し、坂本花織(ともにシスメックス)は銀メダル。住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が4位に入った。

 山本が7年ぶりの国際総合大会で頂点に立った。冒頭のサルコーが2回転となったが、4回転トーループは立て続けに成功。SPに続いてフリーもトップのスコアを叩き出し、合計点で2位以下に30点差以上をつけた。16年冬季ユース五輪を制した翌月に右くるぶしを骨折。3度の手術を乗り越えてきた苦労人は「悔しい経験もしてきたが、今につながっている」と言葉に力を込めた。

 ≪女子・三原は華麗ノーミスで逆転V≫三原がSP2位から逆転優勝を飾った。「恋は魔術師」を華麗に舞い、7本のジャンプを全て着氷するなどノーミスの演技を披露。国際スケート連盟非公認ながら、フリー、合計点ともに自己ベストの得点をマークした。今季はGPファイナルを制するなど勢いづく23歳は「一つ一つ最後まで集中しようと思った。まずは自分のベストのフリーをしたいという思いだった」と振り返った。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月17日のニュース