ウィザーズは9点差でウォリアーズに敗れる 八村は3P2本で16得点 カリーは41得点

[ 2023年1月17日 07:54 ]

3点シュートを決めたウィザーズの八村(AP)
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 東地区全体12位のウィザーズはキング牧師記念日となった16日、地元ワシントンDCで西地区全体8位でロード5連戦の3試合目を迎えた昨季王者のウォリアーズと対戦。118―127(前半64―69)で敗れて18勝26敗となり、5連勝後の6試合では5敗目を喫した。

 ウィザーズでは太腿を痛めているブラドリー・ビール(29)が5試合連続で欠場。クリスタプス・ポルジンギス(27)が32得点、モンテ・モリス(27)が17得点と10アシストをマークしたが勝利には結びつかなかった。カイル・クーズマ(27)は16得点、11リバウンド、5アシストを稼いだもののたターンオーバーは両軍最多の6回。チーム全体のターンオーバーは14回で、ここから21点を失うなど(ウォリアーズは12回で11失点)要所でのミスが目立つ一戦となった。

 第3Q終了時点では93―93。ウィザーズは第4Qの2分29秒では8点をリードしていた。しかしその後の接戦をものにできず、最終クオーターのスコアは25―34。大詰めではウォリアーズのオフェンスをくい止めることができなかった。

 八村塁(24)は26分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は9本中7本(うち3点シュートは3本中2本)で16得点と1リバウンド、2アシストをマーク。1試合のFG成功率(77・8%)は今季2番目にいい数値だった。この日は第1Qの5分11秒からコートに登場。このクオーターの残り41秒、正面からのドライブで左手でレイアップを決めてこれが初得点となった。

 第2Qに入ると速攻からのダンクと左コーナーからの3点シュートを決めてオフェンスに絡み、前半では7得点を挙げた。第3Qではプルアップからのジャンプシュート2本とフローター1本を決めてこのクオーターは6得点。第4Qの開始早々にはこの日2本目の3点シュートを決めて16得点をマークしたが、残り6分33秒にベンチに退くとその後の出番はなかった。

 2ケタ得点は出場28試合目で21回目。3点シュートを複数本決めたのは5試合ぶりとなった。ただし出場時間帯のチームスコアはマイナス8。プラスにならなかったのは今季18試合目となった。

 八村の今季の成績は平均12・9得点(昨季11・8)、4・4リバウンド(同3・8)、シュートの成功率はFGが49・2%(同49・1%)、3点シュートは34・6%(同44・7%)となった。

 ウォリアーズは22勝22敗。ロードでは今季22戦で5勝目を挙げ、昨季のファイナルでMVPとなったステフィン・カリー(34)が6本の3点シュート(試投15本)などで41得点、ジョーダン・プール(23)も7本の3点シュート(試投13本)を成功させ、前半の26得点を含む32得点を稼いでチームを引っ張った。カリーが40得点以上を記録したのは今季4回目(最多は50得点)。3点シュートを6本以上決めたのは6試合ぶりで今季11回目となった。

 なおこの試合に先立ってシャーロット(ノースカロライナ州)で行われた一戦では、東地区全体首位のセルティクスが同最下位のホーネッツを130―118(前半66―55)で退けて33勝12敗。内転筋を痛めているジェイレン・ブラウン(26)は3試合連続で欠場したが、ジェイソン・テータム(24)が7本の3点シュートを成功させ、今季自己最多の51得点を挙げてチームの7連勝に貢献している。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分49秒=2得点)
(1)11分19秒・正面からドライブして左手でレイアップ=○(アシスト・クーズマ)
 ▼第2Q(出場7分28秒=5得点)
(2)5分46秒・速攻から左コーナーで3点シュート=×
(3)7分47秒・速攻から左サイドを疾走。両手でダンク=○(アシスト・ポルジンギス)
(4)9分29秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・クーズマ
 ▼第3Q(出場6分31秒=6得点)
(5)7分1秒・右エルボー付近でプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・モリス)
(6)8分21秒・ペイント内でランニングステップからのフローター=○(アシスト・ライト)
(7)9分14秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・ライト)
(8)11分45秒・正面やや右からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場5分27秒=3得点)
(9)19秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・ライト)

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