十両・東白龍が朝乃山に完敗「気付いたら目の前にいて差されていた」踏み込みの速さに驚き

[ 2023年1月17日 16:42 ]

大相撲初場所10日目 ( 2023年1月17日    東京・両国国技館 )

<初場所10日目>朝乃山に押し倒しで敗れた東白龍(右)(撮影・久冨木 修)
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 十両・東白龍(26=玉ノ井部屋)が全勝の元大関・朝乃山(28=高砂部屋)に敗れ、3敗目を喫して勝ち越しお預けとなった。

 立ち合いもろ手突きから起こそうとしたが、すぐに右を差されかけた。密着されることを嫌って距離を取ったが、今度は朝乃山の左喉輪が伸びてきた。「相手の上手の方へ逃げたけどしっかり詰められましたね」。右へ回り込もうとしたが、元大関の圧力に押されて土俵下まで吹っ飛ばされた。

 立ち合いもろ手突きで先手を取ることが多い東白龍にとって、朝乃山の踏み込みの早さはこれまでに体感したことのないものだった。「速かったというか、気付いたら目の前にいて差されていた感じでした」。3学年違いでプロでは初対戦の両者。東白龍が東洋大1年時に全日本大学選抜宇和島大会で1度対戦して敗れて以来の対戦だった。

 東十両4枚目で7勝3敗となった東白龍は、残り5日間の終盤戦で勝ち越しと新入幕を狙っていく。「あと3番は勝ちたい」。具体的な数字を口にして目標を掲げた。

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2023年1月17日のニュース