カウボーイズが快勝 プレスコットが計5TD ブレイディーは自身4回目の初戦敗退

[ 2023年1月17日 13:41 ]

パスで4TDをマークしたカウボーイズのQBプレスコット(AP)
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 NFLプレーオフの1回戦(ワイルドカード・プレーオフ)最後となった試合がキング牧師記念日の16日にフロリダ州タンパで行われ、NFC第5シードのカウボーイズ(東地区2位=12勝5敗)が31―14(前半18―0)で第4シードで地元のバッカニアーズ(南地区1位=8勝9敗)を下して4シーズンぶりに初戦を突破。NFC準決勝(ディビジョナル・プレーオフ)で第2シードの49ers(西地区1位=13勝4敗)と対戦することになった。

 カウボーイズは前半、QBダク・プレスコット(29)がTEドールトン・シュルツ(26)に2つのTDパスを通し、自らも1ヤードを突破してランでもTD(1ヤード)をマーク。第3Qにはマイケル・ギャラップ(26)、第4Qにはシーディー・ラム(23)の両WRをターゲットにして得点を重ね、この日は33回中25回の成功で305ヤードと4TDをパスで獲得した。

 カウボーイズのQBがプレーオフで300ヤード以上と4TDをパスで記録したのはプレスコットが初めて。プレーオフのロードゲームで勝ったのは1993年1月17日(対49ers=NFC決勝)以来、9試合ぶりとなった。

 ただしキッカーのブレット・マーハー(33)は苦闘。TDのあとのエクストラポイントのキック(33ヤード)を4回連続で失敗しまった。5回目となった第4Qのキックは成功させたが、今季は53回蹴って3回しか外していなかっただけに、この1試合だけでそれを上回るというまさかのパフォーマンス。レギュラーシーズン終盤から11連勝を飾っている49ers戦に向けて不安を残す結果となった。

 勝率5割未満でのポストシーズンは通算20回目で初めてとなっていたバッカニアーズのQBトム・ブレイディー(45)は66回中35回のパス成功で351ヤードと2TDをマークしたものの苦杯。初戦で敗退したのは自身4回目で、プレーオフでの通算成績は35勝13敗となった。今季はいったん引退を発表したあとにそれを撤回して現役を続行。しかしペイトリオッツ時代を含め自身11回目のスーパーボウル出場は果たせす、再びオフの去就が注目されることになった。

 なおカンファレンス準決勝の4試合は21日と22日に行われる。

 <プレーオフ1回戦の結果>
 ▼AFC
(2)ビルズ34―31(7)ドルフィンズ
(3)ベンガルズ24―17(6)レイブンズ
(4)ジャガーズ31―30(5)チャージャーズ
 ▼NFC
(2)49ers 41―23(7)シーホークス
(6)ジャイアンツ31―24(3)バイキングス
(5)カウボーイズ31―14(4)バッカニアーズ

 <カンファレンス準決勝の組み合わせ>
 ▼AFC
(1)チーフス―(4)ジャガーズ(21日)
(2)ビルズ―(3)ベンガルズ(22日)
 ▼NFC
(1)イーグルス―(6)ジャイアンツ(21日)
(2)49ers―(5)カウボーイズ(22日)
 *カッコ内はシード順、日付は米国時間

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