甲山親方の長男・齋藤成剛 大碇襲名は「親父の番付を超えたらつけたい気持ちも」初場所新弟子検査

[ 2022年12月12日 20:03 ]

新弟子検査を受検した齋藤成剛(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が12日、両国国技館で行われ、受検した8人全員が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。内臓検査の結果に問題がなければ、初場所初日に合格が発表される。

 甲山親方(元幕内・大碇)の長男で埼玉栄高3年の齋藤成剛(17=伊勢ノ海部屋)は、高校相撲の実力者たちが集う同期の中で「みんな強いので負けたくない」と闘志。ライバルたちと顔を合わせ「同期生よりも早く十両に上がれるように」と意識をより強めた。

 しこ名は師匠の伊勢ノ海親方(元幕内・北勝鬨)がこれから考える予定。父のしこ名である「大碇」襲名については「十両に上がったらそれも考えようかな」と少し意欲を示した。「親父の番付を超えたらつけたい気持ちもあります」。父の最高位である前頭11枚目を超えて“大碇2世”を目指していく。

 今年の高校横綱で埼玉栄高3年の齊藤瞬佑(18=武隈部屋、「高山瞬佑」の名で活躍)は「ここからはプロということを自覚して相撲ひと筋で頑張っていきたい」と気持ちを高めた。1学年上の落合哲也(19=宮城野部屋)は鳥取城北高で昨年高校横綱を獲得。幕下15枚目格付け出しで番付は上になるため「とりあえず追いつきたい。落合さんに追いつけたら強いという実感も湧くのかな」と、最強の同期生を一つの目標に見定めた。憧れは師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)。「人に好かれるような力士になりたい」と豪栄道のような人気力士になることを夢見た。

続きを表示

2022年12月12日のニュース