西山走&大野ひかる快挙「なかなかできないので幸せ」 大会史上初の夫婦同時優勝

[ 2022年12月12日 04:33 ]

<空手全日本選手権>形で夫婦優勝を果たした西山走と大野ひかる
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 空手の全日本選手権最終日が東京・日本武道館で行われ、形男子は西山走(かける、大分市消防局)が初優勝を果たした。同女子は今年8月に西山と結婚した大野ひかる(同)が3連覇を果たし、大会史上初の夫婦同時優勝の快挙を達成した。組手は男子が崎山優成(近大職)が3年連続3度目、女子は沢江優月(帝京大)が2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 夫の優勝を見守り妻はマット横で感涙した。先に決勝を迎えた大野は力強いスーパーリンペイで27・60点を叩き出すと、西山も同じ形で28・74点を出し、相手に1・28点差をつける圧勝。西山は「女子決勝が終わり、胸が熱くなった。2人で優勝はなかなかできないので幸せ」と話し、夫婦優勝をかみしめた。男子は東京五輪金メダルで10連覇中だった喜友名諒が欠場。「自分が、という思いはあった」と意志を形で表現。来年には世界選手権も控えており大野は「もっとパフォーマンスを上げたい」と話した。

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2022年12月12日のニュース