タイタンズのRBヘンリーが史上初の快記録 同一カードで4試合連続の200ヤード&2TD以上

[ 2022年10月31日 11:00 ]

タイタンズ戦で219ヤードと2TDをマークしたタイタンズのRBヘンリー(AP)
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 NFLは30日に英国ロンドンを含めて各地で13試合を行い、AFC南地区で首位に立っているタイタンズは敵地ヒューストン(テキサス州)でテキサンズを17―10(前半7―3)で下して5勝2敗。エースQBライアン・タネヒル(34)が足首の捻挫の体調不調で欠場した一戦だったが、RBデリック・ヘンリー(26=191センチ、112キロ)が32回のキャリーで219ヤードと2TDをマークしてチームの5連勝に貢献した。

 ヘンリーは2019年12月29日のテキサンズ戦で211ヤードと3TD、20年10月18日には212ヤードと2TD、21年1月3日には250ヤードと2TDをマークしており、このカードでは4試合連続で200ヤードのラン獲得と2TD以上を記録。同じ相手に「150ヤード+2TD以上」を4試合連続で稼いだのは、NFL史上初めての出来事となった。

 7シーズン目を迎えているヘンリーの通算TD数は93試合で75(ラン72+レシーブ3)。これはエディ・ジョージ(96~03年在籍=128試合で74TD)を抜いてRBのチーム新記録となった。またランでの1試合200ヤード以上は6回目(うち4回がテキサンズ戦)。これはO・J・シンプソン(元ビルズほか)とエイドリアン・ピーターソン(元バイキングスほか)と並んで歴代最多となった。

 一方、イーグルスは地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)でスティーラーズを35―13(前半21―10)で退けて7戦全勝。QBドノバン・マクナブ(当時28歳)を擁してスーパーボウルに進出した2004年シーズン以来、18年ぶりの開幕7連勝となった。

 ペイトリオッツは敵地イーストラザフォード(ニュージャージー州)でジェッツに22―17(前半6―10)で競り勝って4勝4敗。ビル・ベリチック監督(70)のプレーオフを併せた通算勝利数はブラウンズ時代(91~95年)を含めて「325」となり、ジョージ・ハラス監督(元ベアーズ=324勝)を抜いて歴代単独の2位に浮上した。

 カージナルスを34―26(前半14―10)下したバイキングスは5連勝。昨季のスーパーボウルを制したラムズは10月3日に敗れていた49ersにまたしても14―31(前半14―10)で苦杯を喫し、3勝4敗と黒星先行となった。

 勝った49ersは3試合ぶりの白星で4勝4敗。パンサーズからトレードで移籍してこれが新天地2戦目となったRBクリスチャン・マカフリー(26)は、18回のキャリーで94ヤード、1TDをマークし、パスとレシーブでも1つずつTDを記録した。

 1試合でパス、ラン、レシーブの3つでTDを記録したのはマカフリーが史上11人目。QBジミー・ガロッポロ(30)は25回中21回のパス成功で235ヤードと2TDを稼いだ。

 <第8週の結果>
 ▼27日
レイブンズ(5勝3敗)27―22*バッカニアーズ(3勝5敗)
 ▼30日
ブロンコス(3勝5敗)21―17*ジャガーズ(2勝6敗)
*ファルコンズ(4勝4敗)37―34パンサーズ(2勝6敗)
*カウボーイズ(6勝2敗)49―29ベアーズ(3勝5敗)
ドルフィンズ(5勝3敗)31―27*ライオンズ(1勝6敗)
*バイキングス(6勝1敗)34―26カージナルス(3勝5敗)
*セインツ(3勝5敗)24―0レイダース(2勝5敗)
ペイトリオッツ(4勝4敗)22―17*ジェッツ(5勝3敗)
*イーグルス(7勝)35―13スティーラーズ(2勝6敗)
タイタンズ(5勝2敗)17―10*テキサンズ(1勝1分け5敗)
コマンダーズ(4勝4敗)17―16*コルツ(3勝1分け4敗)
49ers(4勝4敗)31―14*ラムズ(3勝4敗)
*シーホークス(5勝3敗)27―13ジャイアンツ(6勝2敗)
*ビルズ(6勝1敗)27―17パッカーズ(3勝5敗)
 ▼31日
*ブラウンズ―ベンガルズ
 *はホームチーム、チーフスとチャージャーズは試合なし

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