蝉川泰果 プロ宣言 青木功会長「謙虚な姿勢で日々の努力を怠ることがなければ、必ずその先に光が見える」

[ 2022年10月31日 14:55 ]

青木功会長
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 国内ゴルフ最高峰の日本オープンで95年ぶりのアマチュア優勝&史上初のアマチュアによるプロ競技2勝目を飾った蝉川泰果(21=東北福祉大4年)が31日、プロ宣言した。

 プロデビュー戦は11月3日開幕の男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップとなる。

 マイナビは、地元の兵庫県加東市にあるABCゴルフ倶楽部が会場。実家から車で20分の距離にあり、興国高1年時に初出場。予選を突破した愛着ある大会で、昨年は49位でベストアマも獲得している。

 蝉川は「本日、プロ宣言いたしました。ファンの皆様、私のプレーを見て、喜んでいただける、そして楽しみにしてくれるよう、今まで以上に努力を重ね、頑張っていきます。私の地元である加東市で開催される、マイナビABCチャンピオンシップでプロデビュー戦を飾ることができることは、本当にうれしく思います。ここからプロとしてスタートしていきます。これからも皆様、応援よろしくお願いいたします」と抱負を語った。

 また男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JOTO)の青木功会長は「パナソニック・オープンの優勝に続き、日本オープンでのアマチュアとしての優勝は、日本男子ゴルフの歴史の中で史上初となる出来事です。私も長い競技人生を過ごしてきましたが、アマチュアの選手がプロのトーナメントにおいて1シーズンに2回も優勝するというシーンに立ち会うとは思ってもいませんでした。これから長く続くプロの世界では、良い時ばかりではないはずです。時には思うようにいかない苦しい時もあるでしょう。そのような苦しい時こそ、ゴルフに対して真摯(しんし)に向き合い、謙虚な姿勢で日々の努力を怠ることがなければ、必ずその先に光が見えるはずです。今後のさらなる飛躍を期待しています」とコメントした。

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2022年10月31日のニュース