八村がセルティクス戦で13得点&9リバウンド 7回目のダブルダブルはならず チームは18点差で完敗

[ 2022年10月31日 09:14 ]

セルティクスのテータムをマークする八村(AP)
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 ウィザーズは30日、敵地ボストン(マサチューセッツ州)で昨季のファイナルに進出したセルティクスと対戦したが、一度もリードを奪えないままに94―112(前半47―58)で敗れて3勝3敗。第1Qで15―34と大きく出遅れ、このカードは3連敗となった。

 八村塁(24)は22分の出場でフィールドゴール(FG)を12本中5本成功させ(3点シュートは4本中1本)、12得点と9リバウンドをマーク。2021年3月21日のネッツ戦(20得点、10リバウンド)以来2シーズンぶりとなる7回目のダブルダブルは逃したものの、5試合連続で2ケタ得点を記録した。

 八村は10―21で迎えた第1Qの5分55秒からコートに登場。このクオーターだけで5リバウンド(うちオフェンスで2リバウンド)と2アシストをマークしたが、放った3本のシュート(うち1本は3点シュート)はリングに嫌われた。

 初得点は第2Qの3分55秒。カイル・クーズマ(27)がゴール下で外したシュートをティップしてオフェンス・リバウンド1本付きの2得点となった。このクオーターでは相手の反則を誘っての3点プレーも成立させるなど9得点。5分8秒にはセルティクスのガード、デリック・ホワイト(28)がゴール下で試みたシュートを阻止し、今季3つ目のブロックショットも記録した。

 後半は第3Q6分11秒から出場。その40秒後、左サイドから3点シュートを決めたところでの2ケタ得点(12)に到達。しかし出場時間帯のチームスコアはマイナス17で、今季は6戦を消化して-6→-17→-5→-5→-19→17と、まだ一度もプラスにはなっていない。

 ウィザーズではクリスタプス・ポルジンギス(27)がチーム最多の17得点と13リバウンド。今季のFG成功率はリーグ1位の49・1%だったがこの日は38・8%にまで低下し、37・2%で12位だった3点シュートの成功率も21・9%(32本中7本)にとどまった。

 先発したブラドリー・ビール(29)とモンテ・モリス(27)は前半無得点。今季22・6得点のビールは第3Q残り1分31秒にフリースロー2本でようやく初得点を記録したがFGは最初の13本をすべて失敗し、成功は16本中4本で今季最少の12得点に終わった。

 セルティクスは3試合ぶりに白星を挙げて4勝2敗。先発したジェイレン・ブラウン(26)が24得点、ジェイソン・テータム(24)とベンチから出たマルコム・ブログドン(29)がともに23得点を稼ぎ、ウィザーズとは対照的に3点シュートの成功率は44・7%(47本中21本)に達した。

 6試合を終えた段階で、八村の今季の平均得点は昨季と同じ11・3。リバウンドは5・0(昨季は4・2)、FG成功率は47・3%(同48・8%)、3点シュートの成功率は33・3%(同44・7%)、フリースローの成功率は75・0%(同83・3%)となっている。なおウィザーズは31日(日本時間11月1日)と11月1日(同2日)に76ersとホームとロードで対戦する。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分5秒=無得点)
(1)7分1秒・オフェンス・リバウンドのティップ=×
(2)8分12秒・左サイドから3点シュート=×
(3)9分15秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場8分44秒=8得点)
(4)3分55秒・クーズマが外したシュートをフォローしてティップ=○
(5)4分49秒・左サイドからのドライブ。ペイント内でシュート。反則も誘う=○
*フリースロー1本=×
(6)6分30秒・左サイドから3点シュート=×
(7)6分50秒・速攻からクーズマのロングパスを受けてゴール下=○(アシスト・クーズマ)
(8)8分23秒・右ベースライン際からホワイトとの1対1を制してゴール下。反則も誘って3点プレー=○
*8分23秒・フリースロー1本=○
 ▼第3Q(出場5分49秒=4得点)
(9)6分51秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ビール)
*7分14秒・フリースロー2本=○×
(10)8分22秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=×
(11)10分29秒・右エルボー付近からジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場1分50秒=無得点)
(12)1分9秒・右コーナーから3点シュート=×

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