【世界陸上】24歳坂井 世界デビュー「凄く楽しみ」初日男子100メートル予選出場

[ 2022年7月15日 03:30 ]

坂井隆一郎
Photo By 代表撮影

 陸上の世界選手権は米オレゴン州ユージンで15日(日本時間16日未明)に開幕する。日本選手団は13日、本番とは離れた競技場で調整。大会初日の男子100メートル予選に出場する初代表の坂井隆一郎(24=大阪ガス)は「徐々に調子も上がってきている。凄く楽しみ」と笑みを浮かべた。

 “脱いだら凄い男”が、いよいよ世界でベールを脱ぐ。大阪ガスで家庭用営業の人事総務で働きながら、スプリントを極めようとしている24歳。入社3年目の今季、冬場に筋肉だけで3キロも増量した効果もあって飛躍した。その筋骨隆々のユニホーム姿には、普段はスーツなどで接する同僚社員らが「坂井くん、こんな体やったんや」と驚いたほどだ。

 男子400メートルリレーでチームを組むサニブラウン(タンブルウィードTC)とは宿舎で同部屋。シニア年代で初めて個人種目で出場する世界大会だが「時差ボケもなくて、よく寝られている。普段通りの生活を送れている」とリラックスしている。抜群のスタートを生かした走りを大舞台でも披露する。

 《男子やり投げのディーン初練習》男子やり投げのディーン元気(ミズノ)が、現地で初練習を実施した。前日12日に到着。決勝進出を目標に掲げる中で「久しぶりの世界大会。気負わずに、持っているものを出せるようにしたい」と抱負を語った。米国での試合に臨むのは、約10年ぶりとなる2度目。当時の大会で優勝しており「いいイメージがある」と自信を示した。

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2022年7月15日のニュース