東京五輪・パラリンピック組織委員会 理事会“最終回”に橋本会長、小池都知事ら出席「一つの区切り」

[ 2022年6月21日 17:32 ]

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会を前に言葉を交わす橋本聖子会長(左)と東京都の小池百合子知事=2022年6月21日午後4時、東京都庁(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員は21日、都内で理事会を開いた。これで第50回を迎え、議事通りに進めば、今回が最後の理事会となる見込み。橋本聖子会長は冒頭のあいさつで「組織委員会は東京大会を実施するため、2014年1月に設立され、約8年半に渡り、理事の皆様には開催に向けて活発に議論いただくとともに、さまざまな貴重なご意見をいただいたことに感謝いたします。大会実施という大きな役割を終え、組織委員会が解散する一つの区切りを迎えます」と語った。

 “最終回”には、橋本会長をはじめ、東京都の小池百合子都知事、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長、スポーツ庁の室伏広治長官らがそろって出席。武藤敏郎事務総長は「なつかしい顔ぶれです」と笑顔で進行をスタートした。

 小池都知事は「いくつものレガシーを残すことができました。さらに磨き上げて未来の東京都をつくってまいります」とコメント。山下会長は「IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長からは“これほど順調に準備が進んでいる大会は初めてだ”というお言葉を何度もいただきました。大会は(新型コロナウイルス感染拡大の影響で)1年延期し、無観客となりましたが、世界中のアスリート、NOC(各国・地域の国内オリンピック委員会)関係者から数多くの感謝のお言葉をいただきました」と報告し、「東京大会の運営は北京(冬季)大会でも生かされました。24年パリ(夏季)大会、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ(冬季)大会にも引き継がれていきます」と話した。

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