JOC山下会長 30年冬季五輪の札幌市招致へ意欲「東京大会のレガシーをつなぐ」

[ 2022年6月21日 17:30 ]

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会であいさつするJOCの山下泰裕会長=2022年6月21日午後4時11分、東京都庁(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員は21日、都内で理事会を開いた。これで第50回を迎え、議事通りに進めば、今回が最後の理事会となる見込み。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は冒頭のあいさつで、2030年冬季五輪・パラリンピックにおける札幌市の招致へ意欲を語った。

 理事会“最終回”には、組織委の橋本聖子会長をはじめ、東京都の小池百合子知事、スポーツ庁の室伏広治長官らもそろって出席。山下会長は「IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長からは“これほど順調に準備が進んでいる大会は初めてだ”というお言葉を何度もいただきました。大会は(新型コロナウイルス感染拡大の影響で)1年延期し、無観客となりましたが、世界中のアスリート、NOC(各国・地域の国内オリンピック委員会)関係者から数多くの感謝のお言葉をいただきました」と伝えた。

 さらに、30年冬季五輪・パラリンピックの招致について「現在、われわれは札幌市とともに、五輪・パラリンピックが一体となって取り組んでおります」と報告。「JOCとしてもスポーツの価値を守り、つくり、伝える、というビジョンのもと、組織委員会解散後も東京大会のレガシーをつなぎ、スポーツがより良い社会づくりに寄与できるように取り組んでいきます」と話した。

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