ウォリーズの優勝パレードに数十万人 サンフランシスコ熱狂 MVPのカリーらが地元ファンと交流

[ 2022年6月21日 08:24 ]

子どもたちとともにパレードに参加したウォリアーズのカリー(AP)
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 NBAファイナルでセルティクスを4勝2敗で下して4年ぶり7回目の優勝を飾ったウォリアーズの優勝パレードが快晴となった20日にカリフォルニア州サンフランシスコで行われ、二階建てバスに選手たちが紙吹雪が舞う中で姿を現わすと、沿道を埋め尽くした地元ファンから大歓声が沸き起こった。

 沿道を埋め尽くしたファンの数については非公表だが、CBSテレビは「数十万人が集まった」と報道。パレードは市内中心部のマーケット・ストリートを起点に2・3キロの距離で行われ、ファイナルで初めてMVPとなったステフィン・カリー(34)は過去に手にしていた3つの優勝リングをつなげたネックレスを首にかけてファンの歓声に応えていた。

 スティーブ・カー監督(56)はバスの上からシャンパンをファンに向かってふりかけ、自身初めてのファイナルでいい働きを見せたアンドリュー・ウィギンス(27)らはバスを降りてファンとともに“シャンパン・ファイト”に興じていた。

 ウォリアーズはここ2015年からの8シーズンで4回目の優勝だが、2019年に対岸のオークランドからサンフランシスコに移転してからは低迷。膝のじん帯とアキレス腱を断裂したクレイ・トンプソン(32)が2シーズンを棒に振るなど故障者も多かったが、今季はそのうっぷんを晴らすかのような快進撃となった。

 カリーは「ここ数年のことを思えば、以前の優勝とは少し違う。でも若手が“勝てる”という信念を運んできてくれた」とウィギンスや3シーズン目のジョーダン・プール(23)らの奮闘を称賛。2018年のドラフトで全体28番目に指名されたプールは前日が23歳の誕生日だったが「昨シーズンまで低迷していたけれど、最高レベルで戦えることはわかっていたし、それを疑ったことはなかった」と力強く語っていた。

 契約問題を抱えているウィギンスやゲイリー・ペイトン2世(29)、オットー・ポーターJR(29)らは残留を希望しており、ケニー・アトキンソン・アシスタントコーチ(55)は前週にいったん「ホーネッツの新監督に合意した」と報じられたが、優勝が決まったあとに翻意してウォリアーズに残ることを決意。故障で今季を全休した20年ドラフト全体2番目指名のセンター、ジェームズ・ワイズマン(21)が復帰してくると、ウォリアーズは連覇を視野にとらえての来季開幕となりそうだ。

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