橋本聖子会長、森喜朗氏に感謝「存在なくして大会はなかった」 東京五輪・パラ組織委“理事会最終回”

[ 2022年6月21日 20:06 ]

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会であいさつする橋本聖子会長(右から2人目)。左からJOCの山下泰裕会長、武藤敏郎事務総長、右端は東京都の小池百合子知事=2022年6月21日午後4時1分、東京都庁(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員は21日、都内で理事会を開いた。これで第50回を迎え、今回が最後の理事会。橋本聖子会長(57)は会見に出席し、前会長の森喜朗氏へ感謝した。

 昨年2月、女性蔑視発言で会長を辞任した森氏の後任となり、先頭に立って大会開催を実現した橋本会長。森氏について「東京大会(の招致)を勝ち取る時、勝ち取った後の組織委員会を設立した時、長い間、森会長の存在なくして大会はなかった。政治にも、スポーツにも、全てに精通した方で、常にトップリーダーとしての役割を果たしていただいた」と思いを述べ、「(森氏が)築いてきたものがあったからこそ、私はできたんだと感謝しています」と謝意を伝えた。

 大会の準備と運営を目的に14年1月に設立された組織委は今月30日で解散し、約8年半の活動に幕を下ろす。今後は27日の評議員会で選任される3~6人の清算人が清算法人の業務を執行する。 

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