30年札幌五輪実現へ追い風か スペイン2州が共催計画で合意できず

[ 2022年5月24日 13:42 ]

5月10日、招致機運を盛り上げる「プロモーション委員会」の初会合で意見を述べる原田雅彦氏(中央)
Photo By スポニチ

 スペイン・オリンピック委員会は23日、30年冬季五輪の招致を巡り、カタルーニャとアラゴンの州政府が共催計画で合意に至らなかったことを発表した。AP通信が報じた。

 AP通信によるとカタルーニャ(州都バルセロナ)で大半の競技を実施する計画について、バランスを欠くとして不満を抱えたいたという。スペイン・オリンピック委員会は、国際オリンピック委員会(IOC)に代替のプランを提示するため、スペイン政府と協議を続けていく。

 30年五輪は北海道札幌市も招致を目指している。IOCは事実上の開催地内定となる最優先候補地の選定を年内に実施する方針を示しており、ライバルの状況は札幌五輪実現への追い風となる可能性がある。

続きを表示

2022年5月24日のニュース