桐生祥秀が10秒18で出雲陸上V 今季国内初戦「まずまずのスタート」 多田が2位10秒27

[ 2022年4月24日 15:32 ]

吉岡隆徳記念出雲陸上 ( 2022年4月24日    島根・浜山公園陸上競技場 )

出雲陸上100メートル決勝、10秒18で制した桐生祥秀(左)
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 男子100メートル決勝が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)が追い風1・5メートルで10秒18で制した。今季の国内初戦を終えて「まずまずの結果。公認記録で(10秒)1台を初戦として出せて、まずまずのスタートが切れたと思う」と話した。

 オーストラリアで合宿を重ね、仕上がりが順調。「切れがもう少し」としながらも「ケガをせずレースを終えたのが久々なので良かった」と収穫を口にした。7月の世界選手権(米オレゴン州)の参加標準記録10秒05の突破はならなかったが、中4日で迎える来週の織田記念で再チャレンジする。

 今季は「タイム、勝敗も両方こだわりたい」と語る。7月の世界選手権をターゲットに「去年、個人で成績が全然出せなかったので。そこは代表になっていかないと。僕ももう(今年で)27歳になる。だんだん次の五輪と言っていられなくなる。毎年毎年しっかり行きたい」と言う。17年に出した当時の日本記録の自己ベスト9・98超えも視野に「5年間自己ベストを出していないので、そこもいきたい」と語った。

 昨年の日本選手権覇者の多田修平(住友電工)が10秒27で2位。デーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。

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2022年4月24日のニュース