東京SG山本凱がデビュー戦で躍動 強力タックルで先制トライ演出「エナジーを出していこうと思った」

[ 2022年4月24日 20:42 ]

ラグビーリーグワン第14節   東京SG30―3BR東京 ( 2022年4月24日    秩父宮 )

<東京SG・BR東京>前半、ボールを持って突っ込む東京SG・山本(右)(撮影・篠原岳夫)
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 首位の東京SG(旧サントリー)は9位のBR東京(旧リコー)に30―3で快勝し、7連勝で13勝目(1敗)を挙げた。3トライ差以上の勝利に付与されるボーナスポイントを含む勝ち点5を積み上げて同61。4月に慶大から入団したばかりのフランカー山本凱(22)が、強力なタックルを披露し、先制トライを演出した。

 ルーキーが、いきなり躍動した。山本は試合開始直後、ボールを持った相手NO・8ファカタヴァへ勢い良く向かっていく。「ルーキーなのでフレッシュな気持ちで、エナジーを出していこうと思った」。力強いタックルでぶつかると、ターンオーバーに成功。先制となるCTB中野将伍のノーホイッスルトライにつなげた。

 「サントリー(チームの練習)でもやっているプレーなので、その意識が頭にあった」

 チーム内の同期では最速デビューとなった。トレーニングや練習試合から存在感を発揮。その姿にミルトン・ヘイグ監督(58)は「コーチにもアピールができていたし、選手たちからも認められる存在になっている。先発を勝ち取るために良いプレーをしてくれていた。将来性があり、より素晴らしい選手になる」と期待を込めた。

 首位を快走するチームは、ポジション争いも激しく、レギュラー定着は簡単ではない。それでも、山本は今後の目標をこう掲げた。「スタメンを勝ち取って継続的に試合に出続けること」。挑戦は始まったばかりだ。

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2022年4月24日のニュース