横綱・照ノ富士 昇進後初の合同稽古に参加し8勝3敗 膝を気にするなど不安のぞかせる

[ 2022年4月24日 12:48 ]

霧馬山を送り出す照ノ富士(左)
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 大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古最終日が24日、国技館内の相撲教習所で行われ、横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)が昨年秋場所の横綱昇進後では初めて参加した。

 春場所は左膝のケガなどで途中休場。回復具合が心配されていたが、4月3日には伊勢神宮で土俵入りを披露。この日は幕内・阿武咲、玉鷲、霧馬山、十両・東龍と11番取った。しこ、すり足などで入念に体をほぐして申し合いに参加。上手を引いて盤石な攻めを見せる一方で、相手の揺さぶりに後ろ向きにされるなど、らしからぬ場面も露呈。古傷となっている左膝を何度も屈伸させるなど不安をのぞかせた。

 稽古後の横綱は最終日に参加した理由について「まぁ、調整って感じで…」と答え、ケガに関しても「まぁ、大丈夫ですよ」と何度もうなずいた。初日まで2週間。看板力士としての重圧もあるが「まぁ、調整して…自分の出来ることをベストを尽くして(場所に)入ろうかなと思っています」と前向きに話した。

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