体操・橋本大輝、進化の全日本連覇「鉄棒は攻めて勝ちたいと思っていた」内村氏引退後初の大舞台で存在感

[ 2022年4月24日 14:35 ]

体操・全日本個人総合選手権最終日 ( 2022年4月24日    東京体育館 )

<第76回全日本体操個人総合選手権・男子決勝>鉄棒の演技を終え笑顔を見せる橋本(撮影・会津 智海)
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 男子決勝が行われ、昨夏の東京五輪で個人総合と種目別鉄棒の2冠を達成した橋本大輝(順大)が、22日の予選と合わせて合計174・161点とし、連覇を飾った。2位に3点近い差をつける圧勝劇だった。

 予選では落下のミスがあった平行棒を大きなミスなくクリアすると、最終種目の鉄棒では予選では実施しなかったF難度リューキンも成功。着地も止めて好演技で締めくくると、ガッツポーズを見せた。

 「最後、着地が決まってうれしかった。鉄棒だけは最後、攻めて勝ちたいと思っていた。今年はまだ始まったばかりですけど、NHK杯も優勝して、世界選手権では団体金メダル、個人総合金メダル獲得、世界一のチームを作っていく」

 個人総合で五輪連覇を含めて世界大会8連覇を成し遂げた内村航平氏が1月に現役引退を発表。キングが競技者に別れを告げた後、初めて行われた国内最高峰の舞台で、20歳の五輪王者が存在感を見せつけた。

 今大会は今秋の世界選手権(英国)の代表選考会を兼ねて行われ、橋本は既に代表に決定済み。残りの4人は5月のNHK杯、6月の全日本種目別選手権で決まる。

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