桃田賢斗、復調へ「紙一重の試合を勝ちきりたい」アジア選手権&トマス杯へ出発

[ 2022年4月23日 09:14 ]

成田空港で取材に応じたバドミントン男子の桃田
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 バドミントン男子シングルス世界ランキング2位の桃田賢斗(NTT東日本)が23日、成田空港で取材に応じた。26日からフィリピン・マニラでのアジア選手権、来月8日からタイ・バンコクでの男子世界混合戦トマス杯、タイ・オープンと連戦となる。

 3月の全英オープンは8強。若手の台頭も目立っており、桃田は「若い選手が出てきたら自分も年齢重ねてきたなというところもある。まだまだ負けたくない気持ちもある」と刺激を受けた様子だった。

 現状は「理想を100としたら50くらい」と言い、「ネット前の踏み込みが勇気を持っていけてない。自分に自信がないメンタル的な部分が大きい」と明かす。世界ツアー年間11勝を挙げた19年を引き合いに「調子悪いんじゃないか、とか、あの時の桃田はもういなんじゃないかというコメントを目にするのはちょっと悲しいんですけど」と語りつつ「そこは意識しすぎずに、今の自分は今の自分でしかない。今できることを出し切りたい」と自らと向き合っていく覚悟がある。

 自信を取り戻すために「試合を積むのが大事」とし、「試合を積むためには勝つことが一番手っ取り早い。紙一重の試合を勝ちきりたい」と強調。3連覇の懸かるアジア選手権、主将を務めるトマス杯、タイ・オープンと続く今遠征で、復調へのきっかけをつかみにいく。

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2022年4月23日のニュース