ウクライナ初の力士、幕下・獅司 母国に贈る白星、客席も大きな拍手

[ 2022年3月15日 05:30 ]

大相撲春場所2日目 ( 2022年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所2日目>上手投げで豊翔を破った獅司(撮影・後藤 正志)
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 ウクライナ初の大相撲力士で西幕下17枚目の獅司(しし、25=本名・セルギイ・ソコロフスキー、入間川部屋)が豊翔を上手投げで下し白星発進した。相手に深く差し込まれ半身の体勢にされたが肩越しに取った左上手で投げ捨てた。しこ名と出身地を呼び上げられると大きな拍手を浴び、勝利の後には拍手もさらに大きくなった。取組後のリモート取材には応じなかった。

 出身地はロシア軍に占拠されたザポロジエ州メリトポリ。相撲は15歳から始めアマチュアの世界大会で活躍した。18年に来日し20年春場所で初土俵。7場所連続で勝ち越して幕下上位に駆け上がった。自己最高位の東幕下8枚目だった昨年秋場所で途中休場し初の負け越しを経験。その後2場所連続で勝ち越して番付を戻している。

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