来週よりコラボ企画スタート!スポニチと横田真一が「名器を探す」

[ 2022年1月21日 05:30 ]

ファクターエックスを手に笑顔の横田真一
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 スポニチゴルフ天国では、今月からYouTubeの「横田真一チャンネル」とのコラボ企画をスタートする。“クラブおたく”の横田真一(49)が、お勧めの用品を紹介する、題して「横田真一の名器を探せ!!」。毎月1回の掲載で初回は次週の27日だが、今回は特別編として、昨秋発売された話題の「Factor X(ファクターエックス)」を取り上げる。忖度(そんたく)抜きでメリット、デメリットを解説すると腕をぶす横田の感想は――。

 ファクターXを初めて試打した横田は「振れる!!」と何度もうなずき「軽い」「面白い」と感心したように話した。

 総重量が278グラムと軽量の同クラブ。振りやすさのバロメーターであるスイングバランスは何とB8(最少A0~最大E9)だ。その数値が少ないほどヘッドの重さを感じずに振ることができるが、男性用はC8~D4が一般的。B8は段違いの感触で、ヘッドが軽く感じられれば感じられるほど、振りやすさもアップする。

 ただ、普通は軽いと、ブレやすくなりミート率も下がる。しかし、スイング計測器のトラックマンで測った横田のミート率は最高値の1・52。これには当人も「(ミート率が)下がると思いきや全く下がってない」とびっくり。同じ条件で打った自身のエース1Wよりも実に24ヤードも飛距離が出ていた。

 ミート率が落ちなかった秘密はシャフトにある。通常、シャフトが柔らかければ、スイング時のねじれも比例して大きくなり、その値を示すトルクも増える。だが、同クラブはそれが3・6に抑えられており、しなってもブレが少ないのがセールスポイントだ。

 「(軽いと)ヘッドスピードが増すので飛距離も出ます。最近は女子ツアーでもスイングバランスを軽くするのがはやっています」

 ファクターXはロングセラーとなっているハルスポーツの「ファラオシリーズ」の後継モデル。一般的なクラブにはない、柔らかくてねじれの少ないシャフトが理想的なしなりを生み、飛距離アップをサポートするという。「(シャフトを)柔らかくすると、少ししなりすぎてしまいますが、実はしなりすぎるのも良い面があり、力任せに打たなくなります」

 横田によればアマチュアの多くは力任せに振りすぎて逆に飛距離をロスしているという。「硬いと“振らなきゃ”という意識で力んでしまい、関節が固まってしまう。飛ぶ秘けつは、全身を緩めてシャフトのしなりを使うことです」。柔らかいシャフトは自然と力みも抑えてくれる。

 また、横田はヘッドの形状にも注目。「かなり良いです。デザインした大橋(伸一郎)さんは(トーナメント会場に来ていたクラブのサポートスタッフの中で)一番尊敬する人」と明かす。

 同クラブに対する全体的な評価は高かったが、忖度なしのユーチューバーらしく「自分が試合で使えるかというと、(アイアンまで)全部軽くしないといけない。飛ぶけど練習が必要。ガラッと考え方を変えないといけない」と注意点も指摘。それでも「体力がなくなってきて飛ばしたい人。体力が若干衰えてきたという人にはお勧めです」と締めくくっていた。

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2022年1月21日のニュース