フェンシング東京五輪金、見延が発起人 折れた剣再利用プロジェクト開始

[ 2022年1月20日 05:30 ]

折れたフェンシングの剣の再利用プロジェクトを発表した、東京五輪男子エペ団体金メダルの見延和靖(右)=19日、東京都港区
Photo By 共同

 日本スポーツSDGs協会は19日、東京五輪フェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した見延和靖(ネクサス)が発起人となり、折れたフェンシングの剣の再利用プロジェクトを開始すると発表した。見延の出身地、福井県越前市で刃物などの材料を製造する「武生特殊鋼材」がナイフや包丁、メダルなどに加工する。協会は販売も視野に入れている。

 見延によると、フェンシングの剣はフランスなど一部の国でしか製造されておらず、エペの剣は1本3万~5万円と高価。練習や試合で使うと早ければ1カ月程度で折れて廃棄処分となり「(競技を)始めた高校生の頃から、どうにかできないかと思っていた」と話した。

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2022年1月20日のニュース