八村が今季最多の14得点 初のブロックと2本の3Pもマーク しかしネッツに1点差で敗れる

[ 2022年1月20日 11:36 ]

ネッツ戦で14得点を挙げたウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズは19日、ホーム8連戦の5戦目となるネッツとの試合に臨んだが118―119(前半62―74)で敗れて23勝22敗。第3Qの4分すぎに最大16点差のビハインドとなりながら、第4Qの5分21秒と残り36・2秒に1点差まで急追したが、残り4・7秒と0・3秒にカイル・クーズマ(26)とスペンサー・ディンウィディー(28)が逆転を狙って放った3点シュートはいずれもリングに嫌われた。

 ウィザーズはホームでは13勝9敗で今季最長の今ホームゲーム・シリーズでは3勝2敗。残り5分で5点差以内だった接戦で今季18勝5敗とリーグ2位の成績(1位はサンズの14勝3敗)を残していたが、この条件下では今季6敗目となった。3点差以内の試合では8勝3敗。1点差敗戦は1月1日のブルズ戦(119―120)に続いて2度目となった。

 八村塁(23)は第1Qの残り4分3秒からコートに登場。第2Q開始14秒には、ネッツの新人センター、デイロン・シャープ(20=206センチ)がゴール下で試みたシュートを左手で阻止して、今季6試合目で初のブロックショットを記録した。このクオーターの3分57秒にはディンウィディーのキックアウトを受けて、右のコーナーから今季3本目の3点シュートを成功。前半は9分の出場ながら5得点と5リバウンドを記録した。

 第3Qは76―90で迎えた7分34秒からコートに復帰。その44秒後にはゴンザガ大の後輩、新人キスパートのパスを受けて右サイドからこの日2本目の3点シュートを決めた。八村が3点シュートを複数本成功させたのは今季6試合目で初めて。昨季32・8%だった成功率は今季33・3%(12本中4本)となり、出場時間帯のチームスコア(プラス7点)は今季最高だった。

 第4Qの開始早々には相手の反則を誘ってゴール下でシュートを決め、フリースロー1本を成功させて3点プレー。この時点で12得点となり、17日の76ers戦で記録していた今季最多得点(11)を上回った。さらに1分46秒にはフリースローライン付近からのジャンプシュートも決めて14得点目。結局、今季自身最長の17分出場してフィールドゴール(FG)を9本中5本(うち3点シュートは4本中2本)成功させ、76ers戦同様に5リバウンドも記録した。

 ブラドリー・ビール(28)は23得点、クーズマは16得点をマークし、八村同様にベンチから出たモントレズ・ハレル(27)は14得点、デニ・アブディヤ(21)も13得点。ベンチスコアでは51―35と上回ったが、ネッツのベテラン陣に振り切られる形となった。

 今季リーグ1位の29・3得点を挙げていたケビン・デュラント(33)を左膝の故障で欠く東地区全体3位のネッツは28勝16敗。ニューヨーク市がワクチン未接種者の室内業務を禁じているためにロードゲームのみの出場となっているカイリー・アービング(29)が出場5試合目で今季自己最多の30得点を挙げれば、ベンチから出たラマーカス・オルドリッジ(36)も前半の19得点を含む今季自己最多27得点をマーク。ジェームズ・ハーデン(32)も18得点と8リバウンド、9アシストを稼いでデュラントの穴を埋めた。

 なおウィザーズは21日には渡辺雄太(27)が所属しているラプターズとホームで顔を合わせる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分3秒=2得点)
(1)8分30秒・左サイドから3点シュート=×
(2)9分38秒・右ベースライン際からプルアップでジャンプシュート=×
(3)11分31秒・速攻からキスパートが外したシュートをリバウンド。ゴール下でシュート=〇
 ▼第2Q(出場4分35秒=3得点)
(4)22秒・今季初のブロックショットのあと1人でボールを持ち込んで正面からレイアップ=×
(5)3分57秒・右のコーナーから3点シュート(アシスト・ディンウィディー)
 ▼第3Q(出場4分26秒=4得点)
(6)8分18秒・右サイドから3点シュート(アシスト・キスパート)
*9分40秒・フリースロー2本=〇×
 ▼第4Q(出場3分59秒=5得点)
(7)18秒・ゴール下でシュート。ブラウンの反則を誘って3点プレー=〇(アシスト・ハレル)
*18秒・フリースロー1本=〇
(8)1分4秒・左コーナーから3点シュート=×
(9)1分46秒・フリースローライン付近からステップバックでジャンプシュート=〇

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