22年米女子ゴルフツアー今日開幕 世界に挑む日本勢のプレーを見逃すな!

[ 2022年1月20日 10:00 ]

悲願のメジャー制覇を目指す畑岡奈紗(C)Getty Images
Photo By ゲッティ イメージズ

 米女子ツアーはきょう20日から始まる「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で22年シーズンが開幕する。日本勢は世界ランキング6位でツアー通算5勝の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)、同8位で昨年の全米女子オープンを制した笹生優花(20=ICTSI)に加え、予選会を突破した渋野日向子(23=サントリー)と古江彩佳(21=富士通)が本格参戦する。WOWOWでは今シーズンも米女子ツアーを圧倒的ボリュームで放送。過去最強と言える顔ぶれが世界最高峰の舞台に挑む姿から目が離せない。

 畑岡は今季でツアー参戦6年目となる。昨年は7月のマラソン・クラシック、9月のウォルマートNWアーカンソー選手権で2勝を挙げ、賞金ランキングは自己最高の3位となった。だが、「結果的に賞金ランク3位になったけど、どちらかと言うと悔しい気持ちの方が大きい」と納得していない。その一因となっているのが6月の全米女子オープンだ。プレーオフに進みながら日本勢対決で笹生に敗れて2位に終わった。

 「優勝争いできて自信になったけど、あそこまでいけたので、あと一歩という思いもある」と振り返る。今季の課題として「フェアウエーキープ率、パーオン率を75~80%にしたい」と語った上で「焦るわけではないけど、メジャー優勝を一番の目標にしてやっていきたい」と悲願達成に向けて意気込んでいる。

 笹生は今年も米ツアーが主戦場となる。「一番大事になる試合はメジャー」と海外メジャー2勝目に照準を絞っている。昨年は東京五輪にも出場。「いい経験を得られた。先輩からたくさんアドバイスをもらえたことが印象に残っている」と充実の一年となった。更なる飛躍を目指し「スタッツではセカンドが良くなかった。まだまだ学ぶところがある」とアイアンショットのレベルアップを課題に挙げた。

 渋野は満を持しての本格参戦となる。19年のAIG全英女子オープンで優勝した際に米ツアーメンバーになる権利を得ながら見送り、今季は昨年12月の最終予選会で20位に入って出場資格を得た。取り組んできたスイング改造にも手ごたえを感じており、「自分が変われる時間もあった。収穫しかない。メジャーだけでなく出る試合は勝ちに行きたい」と意欲的だ。古江は20~21年国内ツアーで6勝を挙げ、最終予選会は7位。勢いに乗っているものの「ベストを尽くせれば」と控えめに目標を語っている。古江は第2戦のゲインブリッジLPGAからツアーメンバーとして出場。渋野は第4戦のHSBC女子世界選手権への出場が決まり、それまでは繰り上がりでの出場を目指す。

 世界最高峰の舞台で、どんな活躍を見せてくれるのか。いつも以上に今年は日本勢のプレーに注目だ。

 ○…WOWOWでは今シーズン、メジャー4大会を含む32大会を放送&配信する。開幕戦の「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(20~23日)、第2戦のゲインブリッジLPGA(27~30日)はともに4日間生中継で放送。WOWOWオンデマンドでも連日生配信する。また、ゲインブリッジLPGAでは日本人選手専用カメラ映像の配信が決定。その他、メジャー大会を含む数大会でも実施を予定しており、世界に挑む日本勢のプレーをたっぷりと堪能できる。

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