ラグビー・大阪(NTTドコモ)のパエアがトンガの家族を心配「どうなってるかまだ分かんないんで…」

[ 2022年1月20日 18:40 ]

ラグビーリーグワン・大阪(NTTドコモ)のパエア
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  ラグビーリーグワンの大阪(NTTドコモ)は20日、アウエーで戦う22日の第3節トヨタ(トヨタ自動車)戦のメンバーを発表した。大阪にはトンガ出身の選手6人が所属している。そのうちトニシオ・バイフ(30)、リサラ・シオシファ(27)のCTBコンビとWTBラリー・スルンガ(23)の3人が先発出場。CTBパエア・ミフィポセチ(34)がリザーブとしてベンチ入りする。

 日本時間15日にトンガ沖で起こった海底火山の大規模噴火から5日が経過した。国際電話の回戦が復旧したとの情報も入ってはいるが、どの選手も依然としてトンガにいる家族との連絡は取れていないという。この間、SNSによる画像などで断片的にではあるが、被害の状況も少しずつ分かってきた。

 トンガ出身選手を代表して取材に応じたトンガ勢最年長のパエアは「何も言えないですね。(家族が)どうなってるか、まだ、分かんないんで…。(現地の状況を)写真とかで見たけどやばいです。心配です」と不安な日々を送っている。

 そんな中、チームは開幕から2連敗。新リーグ初勝利を目指して昨季トップリーグ3位のトヨタと対戦する。

 「1試合1試合しっかり準備して勝てるように頑張ります。この間の試合(BL東京戦)はできてなかったのでもうちょっとフォワードとコミュニケーションを取っていきたい。勝ちたいね」

 ケガでベンチ入りメンバーから外れた同じトンガ出身のナエアタ・ルイ(27)らの思いを背負いながら母国に勝利の報告を届ける。 

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2022年1月20日のニュース