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【二所ノ関親方 真眼】阿武咲「重厚さ」加わり上位陣の“厄介な存在”

[ 2022年1月17日 05:30 ]

大相撲初場所8日目 ( 2022年1月16日    両国国技館 )

千代の国(左)を送り倒しで破る阿武咲(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 以前から期待している阿武咲が、大きく飛躍するきっかけをつかみそうな勢いです。これまでは器用さが災いし墓穴を掘るような内容が目立っていました。おっつけの技術などは一級品でしたが、足りないものは「重み」。それが備わりつつあります。千代の国は今場所元気がないとはいえ、攻め込まれてから落ち着いて押し返すことができました。先場所の阿武咲だったらあっさり土俵を割っていたでしょう。「重み」があるからこその逆転勝ち。体にも張りがあり、日頃の稽古などで弱点を補っているようにも見受けられます。

 単なる重さではありません。鍛錬で培った「芯でしっかりと押す」重厚さです。6勝2敗の好成績で折り返し、後半は役力士と対戦する可能性が高まりました。はず押しを意識して、しっかり力を出し切る相撲が取り切れれば相当厄介な存在になるでしょう。突き押しは一度勢いがついたら手がつけられない。優勝争いのキーマンになるとひそかに期待しています。(元横綱・稀勢の里)

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