近大旋風ストップ 同点PG決められず福山主将「練習不足」 ラグビー全国大学選手権4回戦

[ 2021年12月18日 14:35 ]

ラグビー全国大学選手権4回戦   近大10―13慶大 ( 2021年12月18日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<近大・慶大>後半、慶大・山田がトライを決める(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 9季ぶりの全国舞台となった関西Aリーグ2位の近大だが、関東大学対抗戦4位の慶大に10―13で敗れ、敗退が決まった。

 前半は再三敵陣深くまで攻め込むも、相手のしつこいディフェンスやミスで決めきれず。逆に0―3とリードを許して折り返した。後半も開始3分で先にトライを許し、0―10とリードを広げられたが、2トライを返して10―13で終盤へ。後半39分には、ハーフウェーラインの自陣側でペナルティーを獲得し、ショットを選択。同点に追いつけば大会規定により、トライ数の多い近大の準々決勝進出が決まるはずだったが、CTB福山竜斗主将(4年)のキックはゴールポストに届かず万事休す。最後はノックオンでノーサイドを迎えた。

 福山主将はショット選択のシーンについて、「風上で中央付近。チームに蹴らせてくれと言ったら、全員がいいと言ってくれたので蹴った」と述懐。仲間の思いも右足に乗せたが願いなかわず、「僕の足に懸けてくれたが、決められなかったのは練習不足」と責任を背負った。

 昨年度はリーグ最下位ながら、今年度は大学王者の天理大を破るなど、関西の大学ラグビー界に旋風を巻き起こした近大。福山は「大学選手権に出るのが目標ではなく、勝って全員で年越しすることが目標だった。ここで終えたことは悔しいが、試合では全員が全力を尽くした。3年生以下が強くなってまた帰ってきてくれると思う」と後輩たちに思いを託した。

続きを表示

2021年12月18日のニュース