前年王者の天理大が明大に敗れる セットプレーで完敗

[ 2021年12月18日 16:11 ]

ラグビー全国大学選手権4回戦   明大(関東対抗戦3位)27―17天理大(関西リーグ3位) ( 2021年12月18日    大阪府東大阪市・花園ラグビー場 )

連覇の夢が途絶え、肩を落とす天理大フィフティーン(撮影・後藤 大輝)
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 天理大の2連覇の夢が消滅した。昨季の準決勝の相手、明大に17―27で敗れた。序盤からセットプレーで大苦戦。3―17で折り返した後半17分、自陣深い位置でのスクラムで反則を犯し、認定トライを奪われた。

 3―24とされた後にフランカー服部航大(4年)、WTBナイバルワガ・トマシ(1年)がトライを奪って一時は7点差まで追い上げたものの、スクラムの反則でシンビン(10分間の一時退場)を1人出したこともあって逆転までには至らなかった。小松節夫監督は「スクラムで圧力を受けて自分たちのテンポのいいラグビーをできなかったのが敗因」と語った。

 チーム初の日本一に輝いた昨季から主力が9人も抜けた。新チーム発足後は故障者が相次いだ。秋に入って故障者が戻るにつれてチーム力が向上。関西リーグ3位からの“下克上”を狙ったものの、あと一歩、届かなかった。

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2021年12月18日のニュース