堀島 モーグルW杯通算10勝、上村に並ぶ日本歴代最多 原とワンツー飾る

[ 2021年12月18日 05:30 ]

W杯モーグル第4戦 男子で優勝した堀島
Photo By ゲッティ=共同

 フリースタイルスキーのW杯は17日、フランスのアルプデュエズでモーグル第4戦が行われ、男子は堀島行真(トヨタ自動車)が今季2勝目、モーグル種目では上村愛子に並び日本歴代最多の通算10勝目を手にした。2位には平昌冬季五輪銅メダルの原大智(日本スキー場開発ク)が入った。原は自己最高順位で3季ぶりの表彰台に立った。

 ただ一人10秒台で滑った五輪王者キングズベリーには遅れた堀島だが、スピードを抑えすぎた前日の予選からタイム点を大きく伸ばした。ターン点は54・00で、52・20点の原とともに3位以下を引き離した。

 堀島が4戦目で2勝と好調を維持すれば、北京五輪を目指し、3季ぶりにW杯の舞台に復帰した原は4戦目でついに表彰台。採点要素のタイム、エア(空中技)ターンの全てで高得点と好調で前日の予選後には「だいぶ大会の雰囲気と感覚が戻ってきた」と話していた通り、日本男子唯一の五輪メダリストが、その地力を見せた。

 女子は17歳の川村あんり(東京・日体大桜華高)が、タイムでただ一人24秒台で最高点を出すなど初優勝した第2戦に続き、五輪種目で2位と今季2度目の表彰台に立った。

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