逆転女王目指す古江彩佳が単独首位発進「100点に近い」 ツアー選手権リコー杯

[ 2021年11月25日 16:06 ]

女子ゴルフ ツアー選手権リコー杯第1日 ( 2021年11月25日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

<JLPGAツアー選手権リコー杯・初日>1番、ギャラリーを引き連れコース間を移動する古江彩佳(撮影・西尾 大助)
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 今季最終戦となるメジャー「ツアー選手権リコー杯」が開幕。逆転賞金女王を狙う賞金ランキング2位の古江彩佳(21=富士通)が9バーディー、1ボギーで回り、16年に葭葉ルミが記録したコースレコードに並ぶ「64」で単独首位発進した。ホールアウト後の会見では「ショットもパターもすごく良くて、うまくかみ合った1日でした。100点に近いかなと思います」と笑みを浮かべた。

 賞金1位の稲見萌寧(22=都築電気)と最終組でスタート。1番で左ラフからピンそばにぴたりとつけてバーディー発進。さらに2・5メートルを沈めた6番からチャンスにことごとくパットを決めて4連続バーディーを奪うなど、前半で大会最少記録の「29」をマークした。後半も1つスコアを伸ばし、「目指すところ以上のスコアが出せた」とうなずいた。

 賞金1位の稲見との差は約1697万円。逆転賞金女王への最低条件は単独2位以上という中、最高のスタートを切った。とは言え、古江がまず視線を向けるのは今大会での勝利だ。過去2年はいずれも2位。「この試合での1位を意識しています。最後にいい締めくくりができれば、気持ちもいいと思うので。明日も自分に集中して、いいゴルフができればと思います」と力を込めた。

 ▽賞金女王の行方 稲見と古江の2人に絞られ、差は1696万8474円。稲見は単独2位(賞金1800万円)以上で古江の成績にかかわらず賞金女王が決まる。古江が賞金女王になるには単独2位以上が最低条件で(1)優勝(同3000万円)なら稲見が単独3位(同1200万円)以下(2)単独2位なら稲見が単独14位(同96万円)以下で逆転する。

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