プロサーファーが立ち上げたNPO法人がビーチクリーン活動「意識伝えたい」

[ 2021年11月11日 18:07 ]

須田那月(前列右端)、大原沙莉(前列左端)らが立ち上げたNPO法人主催のビーチクリーン活動に参加した大原洋人(後列右から3人目)らプロサーファーとインフルエンサーら
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 プロサーファーで19年日本プロツアーチャンピオンの須田那月(26)と、ボディーボードの19年世界チャンピオンの大原沙莉(26)らが立ち上げたNPO法人「サーフアンドシー」は11日、神奈川県葉山町の大浜海岸で法人設立記念のビーチクリーン活動を行った。活動には大原の弟で東京五輪代表の大原洋人(24)ら約40人が参加。約45分間を掛けて、海岸のごみ拾いを行った。

 法人はビーチクリーンや各種環境セミナーなどの海のための活動や、大会の開催、サーファーの育成などを目的に10月に設立。五輪会場となった千葉県一宮町出身の大原は「これなら大丈夫、というゴミはない。私たちが競技をする上で意識しないくらい、ゴミがなくなればいいなと思う」。今後も各地で活動することで、サーファーやレジャー利用者に啓蒙する狙いもあり、「NPOを通じて意識を伝えたい」と話した。

 鹿児島県の種子島出身の須田は「たばこの吸い殻やひも状のビニールが多かった」と感想。同法人では集めたゴミを、地元自治体などと連係して処分していく方針で、「ただ拾うだけではなく、協力して処理ができるようにしたい」と話した。

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