宇野昌磨「成長している実感がある」公式練習40分転倒なし NHK杯12日開幕

[ 2021年11月11日 15:59 ]

<フィギュアNHK杯公式練習>公式練習に臨む宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は12日、東京・国立代々木競技場で開幕する。男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)は11日、会場で公式練習を行い、オンラインで取材に応じた。

 公式練習ではフリップ、ループ、サルコー、トーループの4種類の4回転ジャンプを着氷。フリー「ボレロ」の曲かけでも冒頭のループ、サルコー、トーループ2本を決めた。練習中は一度も転倒しなかった。好調を印象づけ、45分の割り当て時間を40分で切り上げた。「試合をこなすごとに成長している実感がある」と語った。

 今季は大技4回転ループに再び挑み、フリーでは4回転4種5本の高難度構成へのチャレンジを貫いている。「別人ではないですけど本当に全てが今、向上している」と言い「人格が変わったとかじゃないですが、去年、一昨年に比べ間違いなくジャンプの面において技術的に向上している。スケートをしていても、試合に向けて練習する日々も楽しむこともできるし、やりがいも凄くある」と充実感を漂わせた。

 昨季は12月まで試合に出場できなかったが、今季は序盤から試合を重ねることができている。「試合があると焦りは生まれるけど、少しの焦りも必要。この試合に自分を合わせないといけない気持ちで練習できるのはメンタル的に支えてくれる」と語った。今大会に向けて「今日までやってきたことは決して無駄にならない。試合でできなくてもくいのこすことなく最後まで滑りきることができる」と意気込んだ。

 男子ショートプログラム(SP)は12日午後7時4分に始まる。

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