喜田「構成通り」安定した演技で個人総合決勝進出 新体操世界選手権

[ 2021年10月29日 05:30 ]

個人予選後半でリボンの演技を行う喜田純鈴
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 新体操の世界選手権第2日は28日、北九州市・西日本総合展示場で個人予選後半のクラブとリボンが行われ、全4種目のうち得点の高い3種目合計で争われた個人総合はともに東京五輪代表の喜田純鈴(エンジェルRG・カガワ日中)が74・000点で8位、大岩千未来(イオン)が67・350点で18位に入り、上位18人による30日の決勝に進出した。今大会限りでの現役引退を表明している皆川夏穂(イオン)はリボンのみを演技し、20・400点で15位だった。日本勢はクラブとリボンで上位8人による個人種目別決勝に進めなかった。

 喜田が17年大会以来の個人総合決勝進出を決めた。前日の2種目に続いてクラブ、リボンでも安定した演技で観客から大きな声援を浴び「ほとんど構成通りの内容。落ち着いて演技ができた」と息をついた。

 ロシア留学中の18年2月に腰の大ケガを負って以降、国内で皆川、大岩に次ぐ3番手に甘んじてきたが、2枠の東京五輪代表争いをトップで勝ち抜き「大変なことは多かったけど、その過程で強くなれた」という。30日の決勝では17年大会の皆川らがマークした日本勢最高の5位を上回れるか。

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2021年10月29日のニュース