ウィザーズが7季ぶりの5戦4勝 主力2選手欠場もホークスに11点差 ビールとハレルが活躍

[ 2021年10月29日 10:48 ]

ダンクを決めるウィザーズのハレル(AP)
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 八村塁(23)がまだ合流していないウィザーズは28日、地元ワシントンDCで昨季の東地区決勝まで進出したホークスを122―111(前半64―55)で下して4勝1敗。ホームでは今季2戦2勝で、開幕から「5戦4勝」としたのは7シーズンぶりとなった。

 今季出場3試合で19・7得点と昨季(31・3得点)に比べてアベレージが激減していたブラドリー・ビール(28)がチーム最多の27得点。第3Qの4分2秒で最大20点差をつけられながら、第4Q終盤に5点差まで追い上げられたが逃げ切った。

 ウィザーズでは2日連続の試合となったために、新加入ながら主戦ポイントガードとして出場していたスペンサー・ディンウィディー(28)が、昨年1月に手術した膝を考慮して休養。先発センターとして出場していたダニエル・ギャフォード(23)も27日のセルティクス戦で右太腿を痛めていたためにホークス戦を欠場した。

 センターは新加入のモントレズ・ハレル(27)の1人だけという布陣。しかし先発に回ったハレルは34分の出場で25得点と13リバウンド(うちオフェンス6本)、5アシスト、2スティール、1ブロックショットを稼ぎ、レイカーズから移籍してきた本来フォワードのカイル・クーズマ(26)もハレル不在時にはセンター・ポジションをカバー。21得点と8リバウンド、3スティールを記録して勝利に貢献した。

 ハレルは201センチ、109キロとサイズ的には小柄な部類のセンターだが、クリッパーズ時代の2019年シーズンに最も活躍したベンチ・プレーヤーに与えられるシックスマン賞を受賞。レイカーズに在籍した昨季に先発したのはわずか1試合だったものの、先発選手として欠場者の多い(計6人)ウィザーズの苦しい“台所事情”を救う大活躍を見せた。

 ハレルは今季ウィザーズで平均30・8分出場して、19・2得点、9・4リバウンドでフィールドゴール(FG)の成功率は66・1%でフリースローは75・9%。これはロケッツでNBAデビューを果たした2015年以来、すべて自己ベストの成績となっている。

 ホークスは3勝2敗。ジョン・コリンズ(24)が28得点と12リバウンド、トレイ・ヤング(23)も15得点と13リバウンドを稼いだが、大詰めで勝ち越すまでには至らなかった。

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