男子は相沢初優勝、最年少が栄冠 女子は沢田2大会ぶり3度目V

[ 2021年10月11日 05:30 ]

第67回男子日本ボディビル選手権、第39回女子日本フィジーク選手権 ( 2021年10月10日    メルパルクホール東京 )

<男子ボディビル・女子フィジーク日本選手権>男子ボディビルで優勝した相沢隼人と女子フィジークで優勝した沢田めぐみ(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 男子は出場選手で最年少の相沢隼人(21=ゴールドジムイースト東京)が初優勝を飾った。ベストアーティスティック賞とモストマスキュラー賞にも輝き“3冠”となった。女子は沢田めぐみ(60=ゴールドジムイースト東京)が2大会ぶり3度目の優勝を果たした。

 若き王者・相沢が目頭を熱くした。表彰式後のインタビュー。「19年に9位になって、そこから2年間、この日のために…」と言ったところで声が詰まった。そして「心身共に大人になれました」と絞り出した。

 コロナ禍により昨年の大会は中止。1試合も行わずに臨んだ今年は「楽しむこと」をテーマとした。1メートル64と小柄な方だけに、減量では筋量を残すことを心掛け、体をしっかりとサイズアップ。誰が勝っても初優勝だった大会で「自信があるというのをしっかり表に出せたのが良かった」と振り返った。

 「コロナで1年間大会がなくて、人生はボディービルだけじゃないと思った」。日体大在学中の22歳は気負うことなく王者としての道を進んでいく。

 《最年長記録更新、60歳・沢田返り咲き》前回大会で3連覇を阻まれた沢田が女王に返り咲き「ダントツでぶっちぎることを目標にしていたので、ベストアーティスティック賞も獲れてうれしい」と喜んだ。60歳の優勝は自身の持つ記録をさらに更新する最年長記録だが「いくつだから頑張っているというわけじゃない。楽しくなっているだけ。頑張っているおばあちゃんにはなりたくない」と若々しい笑顔を見せていた。

続きを表示

2021年10月11日のニュース