スケボー銅メダル・中山楓奈 五輪反響実感も「スケートパークで練習して」

[ 2021年10月11日 16:20 ]

中山(右)はスポーツ庁・室伏長官にサイン入りボードをプレゼント
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 東京五輪のスケートボード女子ストリートで銅メダルを獲得した中山楓奈(16=ムラサキスポーツ)が11日、都内でスポーツ普及と来街者の健康増進などを目的とした「丸の内スポーツフェス」のイベントにスポーツ庁の室伏広治長官(47)とともに参加した。

 スケートボードが五輪競技に決まった16年まで五輪は「見たことがなかった」と語っていた16歳は、陸上ハンマー投げメダリストのレジェンドの存在も「昨日(ウィキペディアで)調べました」と正直に明かし笑いを誘った。トークショーでは室伏長官に「緊張した時にどうすれば良いですか」と質問し、「緊張は調子が良い証拠。上手にコントロールすれば普段より力が出せる。試合を想定して練習してみたら」とアドバイスをもらっていた。

 日本が3種目で金メダルを獲得したスケートボードは五輪後に競技人口が増え、中山も「スケートボードをする人が増えてうれしい」と反響の大きさを実感。一方で競技者のマナーも課題となっており「人とぶつかると危ないので(スケート)パークで練習して欲しい」と呼びかけ、室伏長官も「環境づくりは大切。メダリストも出ている競技なので、環境を整備する必要がある」とサポートを誓った。

 中山は8月27、28日に米ソルトレークシティーで開催された最高峰のリーグ戦「ストリートリーグ」の第1戦で2位に入るなど、五輪後も活躍。10月29、30日の第2戦(米レイクハバスシティー)も出場予定で「大会で良い成績を残せるように頑張りたい」と力を込めた。

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