服部道子氏 渋野の勝因は高まったスイング完成度、終盤戦での活躍が楽しみ

[ 2021年10月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー スタンレー・レディース最終日 ( 2021年10月10日    静岡県 東名CC=6592ヤード、パー72 )

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 渋野選手の勝因は天性の勝負強さ、そしてスイングの完成度が高まったことだと思います。プレーオフも含め3連続バーディーで逆転優勝するなんて、重圧がかかる場面ほど力を発揮する渋野選手らしい勝ち方です。

 渋野選手は昨オフからトップの位置が低く、(トップの位置に来た時にシャフトの向きが飛球線後方から見て、目標よりも左側を指す)レイドオフが強いスイングの習得に取り組んできました。当初は自分の感覚とマッチせず、飛距離も落ちていました。

 しかし、自分なりの修正を加えたことで、タイミングとテンポが凄く良くなり、そしてテークバックの切り返しで下半身と上半身の捻転差ができるようになりました。トレーニングで体幹が強くなった効果もあり、飛距離は格段に伸びました。

 100ヤード以内のショットの精度も高まりました。切り返しが早いとクラブの入射角を一定にするのが難しいのですが、今は切り返しで「間」ができるためクラブの入射角が安定し、距離感やスピンのコントロールがしやすくなりました。だからイメージ通りの球が打てて、ピンをデッド(直接的)に狙えるようになったのです。

 優勝したこともそうですが、大事な場面で思い通りのショットを打てたことは大きな自信になるはずです。終盤戦での活躍が楽しみになってきました。(プロゴルファー)

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