白鵬「親方襲名」へ実績申し分なしも…土俵上での問題行動で物言いつく可能性

[ 2021年9月28日 05:30 ]

7月の大相撲名古屋場所で土俵入りする横綱白鵬。現役引退の意向を固めた
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 白鵬は19年9月に日本国籍を取得し、引退後は親方として後進の指導に当たる意向を示している。横綱は特例で引退後5年間は自身のしこ名(白鵬親方)で協会に残れるが、親方になるためには105ある年寄名跡を取得し「年寄資格審査委員会」での審査を経て襲名が承認される。実績は申し分ないが、土俵上の行動など数々の問題を起こしている白鵬だけに物言いをつけられる可能性もある。

 過去には功績に秀でた大鵬、千代の富士(辞退)、北の湖、貴乃花が自身のしこ名のまま親方の資格を得る「一代年寄」を贈られている。白鵬も望んではいるものの、今年4月に有識者会議が存在意義に否定的な見解を示したため、見送られる可能性が高い。

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2021年9月28日のニュース