藤井 初のボルダリング世界一!全4課題完登でパリへ好発進 日本勢4大会連続V!複数メダルは初

[ 2021年9月21日 05:30 ]

スポーツクライミング 世界選手権第4日 ( 2021年9月19日    モスクワ )

初優勝を果たし雄たけびを上げる藤井(AP)
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 男子ボルダリングが行われ、6人による決勝で藤井快(28=TEAM au)が初優勝を果たした。2連覇を狙った楢崎智亜(25=TEAM au)は2位。この種目では日本勢として4大会連続の世界一で、複数のメダルを獲得するのは初めて。藤井は全4課題(コース)を完登。楢崎智は3完登だった。20日は男女のリード予選が行われる。

 最終課題をクリアして全完登を果たすと、藤井の歓喜の雄叫びが会場に響いた。「信じられない。夢みたい」。実力者がついに世界一の栄光をつかんだ。

 第1課題をただ一人攻略し、金メダルを手繰り寄せた。頭上に丸みを帯びて持ちづらいホールド(突起物)が幾つも配置された難コース。特に2つ目のホールドは保持を諦めて1つ先に手を伸ばす選手もいた中、藤井は最初のトライでがっちりと左手でつかんで体を安定させた。その後も指の強さを生かして体を引き上げ難なく完登。勢いに乗って残る3つの課題も危なげなかった。

 目標にしていた東京五輪は出場基準の解釈を巡る日本協会と国際連盟との係争に巻き込まれ、代表入りへの道を断たれた。出場を逃した五輪について「どういう緊張感だったのか、あの場にいないと分からない。3年後、それを自分で感じられればいいなと強く思った」という。

 今年からプロに転向。強い覚悟で狙うパリ五輪に向け、最高のスタートを切った。

 ≪楢崎智、連覇逃し銀≫楢崎智は高難度の第1課題を攻略できず、この課題を完登した藤井に屈して連覇を逃した。それでも残る3課題はクリアし、銀メダルを確保して意地を示した。金メダルの有力候補だった東京五輪は僅差で表彰台に届かず4位。今大会に出場していない五輪代表勢も多い中「出ない選択をするのは簡単。チャレンジすることが次に生きると思った」と出場を決めた。24年パリ五輪は、ボルダリングとリードによる複合で再び頂点に挑戦する。強化ポイントに挙げるリードでも上位を目指す。

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