卓球・水谷隼 引退表明後は「自分が何をしていくのか答えは見つかっていない」

[ 2021年9月21日 14:52 ]

<東京2020オリ・パラに係わる文科相顕彰・表彰式>萩生田文科相(左)から顕彰状を受け取る水谷(撮影・会津 智海)
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 東京五輪、パラリンピックの文部科学大臣顕彰・表彰式典が21日、都内で行われ、東京大会でメダルを獲得した19選手が出席した。卓球の混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)は「栄誉ある賞をいただきうれしく思う。長い間、卓球をやってきて良かったなという気持ちでいっぱい」と言葉に実感がこもった。

 式典では同じ静岡県出身で、パラリンピックの自転車で日本史上最年長金メダルを獲得した50歳の杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)と話が弾んだ。同じメンタルトレーナーからサポートを受けていた縁もあり「初対面だったけど非常に親近感がわきました」と笑顔。他競技の選手からも刺激を受けた様子だった。

 水谷は東京五輪でのメダル獲得後に現役引退を表明している。Tリーグでは選手登録しているものの第一戦からは退き、「今は卓球選手としての活動は一旦終えて自分がこれから何をしていくのか探している状態。まだ答えは見つかっていなくて、これからみなさんの役に立てる仕事を見つけられたら」と話した。五輪後は競技普及の役割も担い、多くのテレビ番組に出演。多忙な日々にも「メディアに出させていただいて、それこそが自分にとっての(メダルの)ご褒美だと思う。一つ一つが充実していて楽しい毎日を送らせてもらっている」と笑みを浮かべた。

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