警備員暴行のパラ柔道ジョージア代表選手の大会資格剥奪 組織委「決して許されない」

[ 2021年8月20日 13:11 ]

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、ホテル警備員への暴行で警視庁に傷害容疑で逮捕された東京パラリンピック柔道男子ジョージア代表のズビアド・ゴゴチュリ容疑者について、アクレディテーションカード(ADカード、大会参加資格証)を剥奪したと発表した。また、同宿していた選手15人と、ジョージア・パラリンピック委員会を厳重注意とした。また、ゴゴチュリ容疑者と飲酒していた選手1人については3日間の謹慎(トレーニング禁止)とした。

 16年リオデジャネイロ・パラリンピック男子90キロ級金メダルのゴゴチュリ容疑者らは選手団の1人が新型コロナウイルス検査で陽性となったため、都内のホテルで隔離されていた。同容疑者は12日朝、隔離中の居室から男性警備員に飛びかかり、首を絞めるなどの暴行で肋骨骨折などの重傷を負わせた。暴行当時は飲酒していたと供述しているほか、約1時間前には他の選手数人が騒いで別の警備員が注意していた。組織委員会は「職務に忠実な警備員に対して、このような振る舞いは決して許されるものでなく、大変遺憾です」とコメントした。

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2021年8月20日のニュース