東京五輪銀メダルの稲見が今季7勝目へ首位発進

[ 2021年8月20日 16:20 ]

<CATレディース・1日目>18番、バ―ディーパットを決める稲見(撮影・村上 大輔)
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 女子ゴルフのCATレディース(賞金総額6000万円、優勝賞金1080万円)は20日、神奈川県箱根町の大箱根CC(6638ヤード、パー72)で第1ラウンドを行った。

 東京五輪銀メダリストで賞金ランキング2位の稲見萌寧(22=都築電気)が8バーディー、1ボギーの65をマークし、7アンダーで今季3度目の首位スタートを切った。65は2001年に具玉姫(韓国)が記録した67を2打更新するパー72での大会レコードとなった。

 「久しぶりに結構、いいスコアが出せたかな。ショットはそこそこ。パットが結構、良かったのでかみ合ってくれたかな」

 稲見は序盤の2番パー4(437ヤード)で6メートルのパーパットを沈めてピンチを切り抜けると、試合の流れを引き寄せ、続く3番パー3(166ヤード)ではピン手前から4メートルのパットを沈めてこの日最初のバーディー。5番パー3(158ヤード)では4Uの第1打をピン手前30センチに運んでOKバーディーを奪うなど、ショットも好転した。

 5月の中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来の今季7勝目へ絶好のスタートダッシュを決めたが、ゴルフ人生の究極の目標を「毎週、ぶっちぎりの大差で勝つ絶対王者」と定めている稲見には大会レコードの樹立も不十分。大会初日を終わって2位グループとは2打差。「(優勝を意識しするのは)まだ、早いかな。毎日、少しでも伸ばすことが大事だから」とさらに気を引き締めた。

 黄金世代10人目のツアー優勝を目指す臼井麗香(22=ディライトワークス)、3週前の楽天スーパー・レディースでツアー初優勝を飾った吉田優利(21=エプソン)、沖せいら(28=フリー)の3人が5アンダーで2位。

 先週のNEC軽井沢72ゴルフで今季4勝目を挙げた賞金ランキング首位の小祝さくら(23=ニトリ)は1イーグル、5バーディー、3ボギーの68で回り、首位とは3打差の4アンダー、5位に付けている。

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2021年8月20日のニュース