田中希実が凱旋ランで「狙っていた」 3種目目の日本記録 リポD1年分ゲット

[ 2021年8月20日 19:17 ]

<陸上ミドルディスタンス・サーキット大阪大会女子1000メートル>田中希実が東京五輪後初レースで3種目目の日本記録を樹立した
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 陸上のミドルディスタンス・サーキット大阪大会が20日に大阪市のヤンマーフィールド長居であり、東京五輪女子1500メートルで8位入賞の快挙を果たした田中希実(21=豊田自動織機TC)が五輪後初レースに出場した。

 非五輪種目の1000メートルを走り、2分37秒72で優勝。杉森美保が02年に記録した日本最高記録の2分41秒08を更新した。1500メートル、3000メートルに続き、3種目目の日本記録を樹立した。大会スポンサーの大正製薬からリポビタンDを1年分、贈呈された。

 「狙っていたので、無事に(日本記録を)出せてホッとしている」

 東京五輪では5000メートルと1500メートルに出場。5000メートルは予選落ちしたものの、世界的に層が厚い1500メートルで快進撃を見せた。日本女子で過去に誰も五輪に出場したことがなかったこの距離で、予選と準決勝で日本記録を連発。準決勝は日本女子初の3分台となる3分59秒19をマークした。決勝も“3分台”となる3分59秒95を出し、アムステルダム五輪800メートル銀メダルの人見絹枝以来、93年ぶりとなる女子中距離で8位入賞を果たした。

 五輪の疲れも見せず、また快走を見せた。

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2021年8月20日のニュース