レスリング男子代表・高橋 リオ出られずどん底経験「2大会分のエネルギーぶつける」

[ 2021年7月7日 05:30 ]

男子フリースタイル57キロ級・高橋侑希
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 レスリング男子フリースタイル57キロ級で東京五輪代表の高橋侑希(27=山梨学院大職)と、65キロ級代表の乙黒拓斗(22=自衛隊)が6日、オンライン取材に応じた。

 17年世界王者の高橋は、6月のプレーオフでリオデジャネイロ五輪銀メダルの樋口黎(25=ミキハウス)を破って初の五輪切符。帰宅後は妻の早耶架(さやか)さんら家族から、くす玉とケーキで祝福されたといい「その時に勝ったんだと実感が湧きました」と振り返った。

 これまで肝心な試合で勝てなかった。リオは代表候補最右翼ながら国内選考で敗退。東京五輪代表選考を兼ねた19年の世界選手権でも敗れ、一度は夢が遠のき「どん底」を経験したことで強くなった。「リオと東京前の敗退があって今の強さがある。チャンスがあったリオの分まで、2大会分のエネルギーをぶつけて勝つところを見せたい」。大逆転劇がいよいよクライマックスを迎える。

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2021年7月7日のニュース